夏のワードローブを快適に!
ポリエステル&レーヨン素材のお手入れ術
今年の夏も、心地よくおしゃれを楽しみたいですよね! そこで今回は、夏のファッションに欠かせないポリエステルとレーヨン素材のアイテムを長く愛用するための、自宅でできるお手入れのポイントをご紹介します。洗濯方法や縮むのを防ぐコツを知って、お気に入りの服を長持ちさせましょう!
丈夫で頼れる夏の味方!ポリエステル素材のお手入れ
夏のカジュアルウェアからきれいめアイテムまで幅広く使われているポリエステル。その人気の秘密は、天然素材にはない光沢感と、なんと言ってもその丈夫さにあります。シワになりにくい特性も、忙しい毎日には嬉しいポイントですよね。
ポリエステルは、1940年代にイギリスで開発された化学繊維で、シルクに代わる素材として生まれました。細い穴から原料を押し出して冷やし固める「溶融紡糸法」で作られ、シルクのような光沢を出すために、断面は円形や丸みのある三角形が一般的です。中には、ボリュームを保ちつつ軽量化や保温性を高めるために、中が空洞になった「中空繊維」もあります。
これらの工夫によって、ポリエステルは130度以上の高温で染色しても美しく発色し、プリントが映えるのが特徴。華やかなプリントブラウスやワンピースにポリエステルがよく使われているのは、このためなんです。
ポリエステル素材の「いいところ」「気をつけるところ」
◎ メリット
- 型崩れや色落ちがしにくい ー 繊維自体が丈夫なので、洗濯機での洗濯で縮んだり色落ちしたりする心配がほとんどありません。シワにもなりにくく、もしシワになってもアイロンがけしやすい点が魅力です。
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汗をかいてもすぐに乾く ー 優れた速乾性があるので、着用時の汗もすぐに乾いてベタつきにくいです。快適な着心地が続くため、スポーツウェアやユニフォームでも多く採用されています。
△ デメリット
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においや汚れを吸着しやすい ー ポリエステルは、においや汚れを吸着しやすい傾向です。衣類の汚れ自体は洗濯で落とすことが可能ですが、他の衣類に汚れを移さないよう注意が必要です。
ポリエステル素材のお手入れ方法:洗濯とアイロンのコツ
ポリエステルは耐久性が高いので、基本的には自宅の洗濯機で気軽に洗えます。速乾性にも優れているため、夏場なら、ベランダに1〜2時間干すだけであっという間に乾きますよ!
ただし、以下の点に気をつけましょう。
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洗濯ネットを活用! ー 汚れを吸着しやすい特性があるため、他の洗濯物への色移りや汚れ移りを防ぐために、汚れている場合は洗濯ネットに入れるのがおすすめです。
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熱に注意!アイロンは低温であて布を ー ポリエステルは熱に弱いという特徴があります。タバコの火やストーブなど、高温 になるものに近づけるだけでも溶けてしまうことがあるので注意が必要です。アイロンをかける際も、洗濯表示で「アイロン可」となっていても、念のためあて布を使用し、低温設定でサッと済ませましょう。
シルクのような肌触り、デリケートなレーヨン素材のお手入れ
しなやかで滑らかな質感、そして絹のような美しいドレープ性が魅力のレーヨン。軽い着心地やツヤ感も特徴ですが、吸水性や消臭効果も高く、夏の衣類を快適なコーデにしてくれる涼しい素材です。
レーヨンの歴史は19世紀後半に遡り、高価だった絹の代わりとして、一般の人々でも手に入れられるようにと開発が進められました。「人絹(じんけん)」という別名を持つほど、絹に似せて作られた歴史があります。
木材パルプを原料とした「再生繊維」であるレーヨンは、最終的には土に還る(条件による)という、地球にやさしい一面も持ち合わせています。
レーヨン素材の「いいところ」「気をつけるところ」
◎ メリット
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汗や湿気をしっかり吸収! ー レーヨンは吸水性が高く、汗や湿気を吸収しやすいため、汗をかいてもベタつきにくく、いつでもサラッと快適な着心地で過ごせます。
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しなやかなドレープ性 ー 身体に沿って優美なひだが生まれるドレープ性は、レーヨンならではの魅力。エレガントなブラウスやワンピース、スカートなどにぴったりです。
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汗のにおいを吸収しやすい ー 消臭効果が高く、汗のニオイ成分を中和して不快なニオイを抑えてくれます。
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染色性が良い ー 色が鮮やかに美しく染まるので、デザイン性の高いおしゃれ着にもよく使われます。
△ デメリット
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デリケートな素材で縮みやすい ー レーヨンは酸性の液体に弱く、水に濡れると縮みやすいという非常にデリケートな素材です。そのため、丁寧なお手入れが不可欠です。
レーヨン素材のお手入れ方法:縮むのを防ぐ洗濯方法
レーヨン素材は非常にデリケートなので、洗濯表示を必ず確認しましょう。
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基本は手洗いがおすすめ! ー レーヨンの混率が高い衣類の場合、洗濯機で洗濯すると縮む恐れがあるため、手洗いが安心です。優しく押し洗いするようにしてください。
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汚れはすぐに! ー デリケートな生地なので、ドレッシングなどの汚れが付着してしまった場合は、すぐに水やぬるま湯で洗い流すようにしましょう。
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熱はNG!乾燥機は避けて ー ポリエステル同様、レーヨンも熱に弱いです。乾燥機を使用すると縮む可能性が非常に高いため、使用は避け、自然乾燥させましょう。
この夏も、お気に入りのアイテムと快適に過ごそう!
ポリエステルもレーヨンも、それぞれの特性を知って正しくお手入れすることで、お気に入りの洋服を長く美しい状態で着ることができます。ぜひ今日から実践して、この夏もおしゃれを存分に楽しんでくださいね!